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501XX 1947年製を忠実に再現
王道の1947年製501XXモデルのディテールを忠実に再現しつつ、もしその生地が左綾だったらどうなるのか? 好奇心と探究心を本気のディテールで具現化したDUDE BUNCH記念すべき最初のジーンズです。再生産を重ねるごとに完成度を増し、今回は「一筆縫いの万歳付け」といった縫製面も完璧な状態になりました。最初にして最高の逸本をぜひ体験してください。
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日本綿布の生機デニム生地
>日本でも有数の個性的なデニム生地を生み出し続けている岡山県井原市のデニム生地工場。事務所は県の重要文化財にも指定されている老舗の生地工場です。今回はリーバイス501XX 1947年製モデルを持ち込み、経糸緯糸の本数や太さ、強めのネップ感、通常の染め回数よりも多く青黒い1947年特有の色味を再現したインディゴなど、日本綿布さんのノウハウが凝縮した至高の生地となります。その生地を経糸緯糸の本数も全く同じまま綾目だけを左織りにして仕上げた至高にして究極の左綾デニムが生み出されました。
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ステッチ色と綿糸
今回使用した黄色とオレンジの綿糸は、もともとは同じ色として用いられていたと考察したものです。製造時期やロットの違いによって経年変化に差が生じ、褪色の過程で黄色とオレンジに分かれて見えるようになったのではないか、という考えからこの2色を選びました。ワンウォッシュの状態ではほとんど違いが分かりませんが、着用や洗濯を重ねていくことで、それぞれの色の個性が際立ち、黄色とオレンジのコントラストが徐々に楽しめるようになっています。そんな色の変化も“育てる楽しみ”のひとつとして、遊び心とともに味わっていただければと思います。
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アーキュエイトステッチの秘密
DUDE BUNCHのバックポケットには、綾目を示すネイビーのシャドーステッチが入れられています。色落ちしていくとステッチが現れる仕掛けです。左綾タイプなので、左右とも左上に向かってネイビーのステッチが施されています。
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バックポケットの歪み
リーバイス501XXにおいては、本来右側にのみ設けられるべきポケットが、ヴィンテージでは左右両側に設けられている個体が存在します。このような仕様の不均一さは、当時の生産工程における試行錯誤や仕様の変遷を物語っており、ヴィンテージジーンズの魅力の一つとなっています。DUDE BUNCHも両方右ポケットが付く仕様を再現しています。
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バックポケットの運針の細かさ
バックポケットは工場に入社すると一番最初に縫製を任せられる部位。それゆえに稚拙さが顕著に現れます。角で曲がる部分に帳尻を合わせるため、針の運びを細かくして合わせていきます。この針の運びが大きければそれは熟練者が縫製した証拠。今回はあえて稚拙なイメージを持たせた縫製に仕上げています。
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前立てを裏側から縫う
ジーンズの前たてフロント部分は工程の都合上裏側から縫っているため、他の縫製部分と比べると糸が埋もれているように見えます。DUDE BUNCHでも縫製から忠実に再現しました
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Vステッチの歪み
返し縫いの技術が未発達であった時代、縫製糸の端処理を安定させるために生まれたのがVステッチです。このVステッチ部分は縫い手の技術や癖が色濃く表れる個性豊かなディテールであり、今回の製作にあたっては参考としたヴィンテージ個体の仕様を忠実に再現しています。ヴィンテージデニムを手に取る機会があれば、ぜひこのVステッチに注目してみてください。各個体ごとに異なる多様なパターンが存在していることが確認できます。
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前ポケットの生地を厚め長めに
近年、前ポケットにスマートフォンを収納するケースが増加していることを踏まえ、ポケットの耐久性向上を目的に、あえて深めの設計としました。さらに、破れにくい通常よりも厚手の生地を選びました。これによりポケットへの負荷を軽減し破れにくい仕様になっています。
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斜めベルトループ
サイドのベルトループ部分は、生地が6枚重なる厚みがあるため、当時のミシンでは針折れを防ぐために、ループをわずかにねじるようにして縫製されていました。この仕様は生産機械の制約によるやむを得ない対応ですが、同時に当時の縫製現場の工夫と技術的背景を如実に物語るディテールです。こうした細部に思いを馳せることができるのも、ヴィンテージジーンズならではの魅力の一つして再現しています。
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レインボーステッチのベルトループ
おそらくベルトループ縫製中に糸切れが発生し、補修の際に異なる色の糸を使用したことに起因する、唯一無二のレインボーステッチが右前のベルトループにのみ見られます。このような微細な仕様の違いが許容されていた点こそ、当時の生産現場の寛容性と手作業ゆえの個体差を示す重要な面白さだです。この左右のステッチカラーが異なる点を忠実に再現しました。
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細めのセルヴィッジ幅
501XXは1950年代頃まで、後期モデルに比べてセルヴィッジ幅が狭い仕様となっていました。DUDE BUNCHでもその特徴的な耳幅を忠実に再現しています。
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リベットの色と打ち方
501XXモデルには、打ち抜きリベットが使用されていました。当時の打ち抜きリベットは、粗削りで無骨な質感が特徴で、ヴィンテージデニムらしい力強さを感じさせます。DUDE BUNCHでも、このディテールをしっかり再現しています。
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チェーンステッチの裾
裾部分には伝統的なチェーンステッチを採用しております。左綾特有のアタリが現れるため、縦方向にストレートに出る独特のアタリの表情が特徴です。また、生機のデニム生地に綿糸のチェーンステッチを施すことで、より明確で立体的なアタリが形成されます。このようなディテールは、ヴィンテージデニムの魅力を体現する重要な要素としてしっかり採用しているディテールです。
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サイドステッチの長さ
11947年モデルの501XXにおいては、サイドシームのステッチが通常よりも長く取られていることが特徴的です。この仕様の明確な理由は未だに解明されていませんが、その謎めいたディテールが想像力をかき立てる要素となっています。当時の生産背景や技術的制約、あるいは耐久性向上の意図など、様々な仮説が考えられますが、詳細は今なお議論の対象です。DUDE BUNCHもそのディテールを忠実に再現しました
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革パッチ・ロットナンバー
本作では、洗濯によるシュリンク特性を持つレザーと、伝統的な配色を用いてヴィンテージリーバイスの革パッチを忠実に再現しています。パッチに描かれたプレーリードッグは、アメリカ西部の牧場で土地を肥沃にする動物として親しまれており、その愛らしい姿をアイコンとして採用しました。また、大型のパッチデザインは3rdタイプからの移行期モデルを意識した仕様です。初期ロットには品番に「1」を含む“DB811XXE”が付されており、これは最初の30着のみ存在する非常に希少な初期生産品番です。現在の通常生産品番は“DB801XXE”となっております。